気付きマーケティング研究所

生活者意識の最新トレンドや、話題のビジネスモデルに対する気付きを発信していきます。

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最近カラオケボックスのサービスがどんどん進化しています。
低料金で歌える「昼カラ」はもはや当たり前。ひとりでも気軽に楽しめる「ひとり専用カラオケボックス」が登場したり、楽器練習用の専用機材を設置して楽器好きな人達の練習スタジオとして利用できる部屋を用意したりと次々に新しいサービスを登場させています。
また、カラオケボックスを会議室として利用できるサービスや、ママ友が集まって子供を遊ばせながらランチとお喋りを楽しめるサービスなど、「歌を歌わない場所」としてのサービスも登場しています。

若者を中心に需要を拡大してきたカラオケボックスビジネスですが、ここ数年の利用者数推移を見ると、徐々にですが減少傾向が見られます。その背景には少子高齢化による若者層の減少と、ケータイやスマホでのデータ通信利用料負担の拡大によるお財布の中身の減少が影響していると思われます。そこでカラオケ屋さんが考えたのが上記のようなサービス投入による新たな需要の創出です。

こうしたカラオケボックスの進化を見て、私達は2つのことに気付きます。
ひとつは、新たな需要創出には、現在のサービスの提供価値を再定義することが大切であるということです。カラオケボックスを「歌う場所」ではなく、「周囲を気にせずあれこれ楽しめる空間」として価値を再定義することで、今までリーチできなかった人達の利用を促進することが可能となります。スタバが「サードプレイス」という概念を持ち込んで、コーヒーショップはコーヒーを飲む場所ではなく、心地よい場所として価値を最定義したことで急成長したという事例も想起されます。
ふたつ目は、時間の有効活用の大切さです。先ほど紹介した会議室利用やママ友ランチ利用などは、カラオケ利用客の少ない昼間の時間帯に需要を埋める戦術です。物理的スペースは空いている限りお金を生みません。居酒屋を経営している私の友人も、昼間は近所の主婦を集めて料理講習会を行い、夜は居酒屋という二毛作をすることで売上げを拡大しています。また、二毛作作戦のメリットは単に空白時間の収益化だけでなく、昼間の講習会に来てもらった人達に料理の腕を披露することで、夜の来店客増につながることだそうです。

需要が落ち込んだ時や、競争環境が厳しくなった時にこそ、価値の再定義や二毛作作戦を考えてみることがブレイクスルーのキッカケになるかもしれませんね。
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