気付きマーケティング研究所

生活者意識の最新トレンドや、話題のビジネスモデルに対する気付きを発信していきます。

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私は普段、企業のお客様に対して、販売戦略やプロモーション戦略、新規事業開発などの企画コンサルティングを行うビジネスをしているため、様々な視点から時代や消費者を捉え、その本質を見極めるスキルが絶えず要求されます。
ある商品やサービスを、消費者の視点で見たらどう見えるのか?ライバルの視点で見たらどこに競争優位性が見つかるのか?それは時代のトレンドにうまく適合できているのか?などなどを考え、クライアントにとっての最適な戦略解を見つけ出すスキルです。

このスキルを磨き、クライアントに対してより良い企画コンサルティングができるように、普段から私は「余計なお世話コンサル」と名付けたトレーニングをしています。
例えば、あるレストランに行った時に、このレストランを流行らせ、お客様をたくさん呼び寄せるためには何をしたらいいんだろうか、発信すべきUSP(Unique Selling Point)は何だろうか、といった企画やコンサルティングを勝手にしちゃうというトレーニング方法です。
お店の立地環境とか、来店客層とかを総合的に見ながら、メニューはこれで良いのか、他のレストランとの差別化はできているか、自分だったらどんなお店としてのアイデンティティを作るか、といったことを考えます。そして、自分なりの改善策やプロモーション方法まで考える。まあ、お店にしてみれば本当に「余計なお世話」なんでしょうけども・・・(苦笑)

また、「ヒット商品の裏側を考えてみる」というのも私がよくやるトレーニングです。
先日、テレビ番組を見ていたら「柿安ダイニング」の話題を取り上げていました。有名百貨店のデパ地下で高級お惣菜を販売している柿安さん。食品スーパーのお惣菜に比べてかなりお高い値段なのですが、いつも長蛇の列、売り切れ必至の活況ぶりだそうです。確かに素材の品質の高さや盛り付けの綺麗さなど、「売れる」ための条件は揃っているのですが、このデフレ時代に高級お惣菜を「買う理由」って何だろうか?と考えてみました。
あくまで私の仮説ですが、「柿安のお惣菜=主婦の免罪符」なのではないだろうかと考えました。
忙しく働いている主婦の方は、本当なら自分の腕をふるってご主人やお子さんのために料理をしたいけどその時間が取れない、かといって食品スーパーのお惣菜を食卓に並べるのでは気がひける、でも柿安のお惣菜なら許される感じ・・・そんな主婦の方々の意識が柿安のヒットの裏側に存在しているのではないだろうか。
では、こうした主婦の免罪符意識を別の市場に展開したらどんな商品が生まれるだろうか。お掃除サービス市場ってあるかな?テレビ番組を見ながらこんなことを考えました。

こうした仮説や推測が正しいかどうかは実はあまり重要なことではありません。
むしろ大切なのは、普段何気なく見ているものを、自分なりに解釈したり、時代の動きや事象と関連付けたりしながら、ものごとの本質に迫ろうとする「思考の習慣」を持つということです。
そうすることで、マーケティング発想の基礎体力が確実に付いてきます。よく言われる「供給者視点」の壁を超え、「消費者視点」でものごとを発想し、ビジネスに応用するためにも、こうしたトレーニングはとても有効なものと思います。

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