気付きマーケティング研究所

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ちょっと前のCMで恐縮ですが、今回はGoogleの音声検索機能を紹介したCMの気付きをお話したいと思います。CMをご覧になった方も多いかと思いますが、ひとりの女性がスマホに向かって「なかめぐろアートギャラリー♪」と唄いながら検索するというCMです。
この“言葉をメロディーにして検索する”というシーンを見て、こんな気付きがありました。

ひとつは「唄うことで、検索という行為を便利さから楽しさに転換してくれた」という気付きです。
文字入力しても、音声入力しても検索結果は変わりませんし、利便性もそれ程大きな違いはないでしょう。もしかしたらテキスト入力に慣れた人達はそちらの方がより便利さを感じるかもしれません。また、日本人のメンタリティ特性かもしれませんが、機械に向かって話しかけることへの違和感や気恥ずかしさってありますよね。
つまり音声検索を「利便性軸」で語る限り、そこに大きな違いや魅力価値は提示できないし、利用の強いモチベーション喚起にもつながりません。
しかし、楽しい時にふと好きなメロディーを口ずさむように、“言葉をメロディーにして検索する”ということ自体が楽しさだったり、次の楽しさの入り口だったりというように音声検索を見せてくれることで、「便利だから」ではなく「楽しいから」利用するものという魅力価値と新しいモチベーションを私達に与えてくれます。加えて、メロディーにすることで機械に向かって話しかける違和感を少なからず解消してくれるというメリットもあるでしょう。

ふたつ目は「唄って検索することが、私達に沢山のHappyと出会う機会を与えてくれる」という気付きです。
唄って検索したいのは楽しいこと・Happyなことです。ネガティブなことを唄うことはないでしょう。つまり唄って検索するというのは“Happyなこと探し”なのです。
みんなが唄いながら検索するようになれば、そこには沢山のHappyとの出会いが生まれ、みんながHappyになれる・・・そんな素敵な世の中になったらいいなぁというGoogleの(もしくはCMプランナーの)思いが込められているのではないかと思います。

ほぼ同時期に放映されていたauの「Siri」のCMでは、「サカナクション流して!」と言ってスマホに依頼(命令?)していました。音声認識技術を使ってデバイスに動作させるという点ではSiriもGoogle音声検索も同じですが、提供する価値やベネフィットの見せ方やコミュニケーション・コンセプトの点では大きく異なっていると思います。
デバイスを便利なサーバントとして付き合うのか、Happyと出会わせてくれる友達として付き合うのか、そんなデバイスとの付き合い方の未来図もこの2つのCMから考えさせられます。
デバイスの動作の結果に対する「ありがとう」はどちらに感じますか?

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