気付きマーケティング研究所

生活者意識の最新トレンドや、話題のビジネスモデルに対する気付きを発信していきます。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop
最近、会社を定年退職した人達が、再就職せずに一国一城の主を目指して起業するケースが増えているようです。
まだまだ元気!自宅に篭もって庭いじりするような年ではない、でも、もう会社に縛られて仕事はしたくない、ビジネスの現場で刺激を受けながらやりたい仕事をしたい、できれば年金に頼らずお金を儲けたい・・・こうした思いが彼らを“起業”に駆り立てているのでしょう。
今年定年を迎える私の先輩のM氏も、先日の新年会の席で『俺も今までの経験を活かして何かビジネス始めようかな』と仰っていました。

こうしたシニア世代の起業を支援するサービスも登場しています。
例えば銀座セカンドライフという会社は、シニア世代の起業における相談や、ビジネスマッチング交流会の開催、さらにレンタルオフィスの提供などを行い、起業をトータルにサポートしている会社です。
この会社のレンタルオフィス事業の秀逸な点は、「銀座」という一等地にあるという点です。
会社をスタートさせたばかりの人達は自分でオフィスを構える余力が乏しいため、レンタルオフィスを利用することが多いのですが、この会社のレンタルオフィスを利用すると、いきなり自分の名刺の住所に「銀座」と入れられます。
『会社はどちらですか?』『銀座にあります』、こうした受け答えだけで大きな信用力が得られます。
スタートアップ時はこうした信用がとても重要です。なかなかツボを押さえたビジネスですね。

さて、シニア世代の起業に話を戻すと、確かに長年の会社人生で培った経験、ノウハウ、人脈は得がたいものであり、これからビジネスを始める上で非常に有益な財産でしょう。
しかし一方で若手起業家と比べてみると、体力的・気力的に瞬発力がない、今までの経験則が邪魔をして新しい時代の変化を見据えたチャレンジが出来難いといったマイナス面もあります。
つまり、シニア世代の起業家は「今を良くするビジネス」は得意ですが、「今までになかったイノベーションを創り出すビジネス」は苦手なのではないでしょうか。

わたしはシニア世代の起業を否定している訳ではなく、シニア世代は自分の得意な領域で頑張ることが成功のポイントだと思います。
また、むしろ「今を良くするビジネス=改善型」の方が、市場は見えているし、ビジネスモデルの根幹は既に消費者に認知されているわけですから、早期に売上につながりやすいと思います。
逆に「イノベーション創出型ビジネス」は今までに無かったものであるが故に、スタートしてから本格的需要期にさしかかるまでの時間と体力が必要です。
あの“グリー”や“食べログ”などがキャズムを越えたのはスタートしてから3年かかったそうです。

こうしたシニア世代の起業ブーム、どのようなビジネスが始まるのか、どのようなサービスを私達に見せてくれるのか、はたまた一過性のブームで終わるのか・・・
気付きマーケティング研究所では注意深くウォッチしていこうと思います。

スポンサーサイト

PageTop
最近「大人の○○」と銘打った商品が次々に登場しています。
「大人のワンダ(アサヒ)」「大人のスイーツ(ローソン)」「大人の家庭教師(トライ)」「大人の超合金シリーズ(バンダイ)」などなど、様々なジャンルで“大人向け商品”が登場し、これが結構人気だそうです。

この“大人向け商品”の特徴は、今まで若者層や子供向けの商品だったものを大人仕様に衣替えし、「おとなの○○」とネーミングすることで、中高年層にとっての「懐かしさ+上質感」を刺激し、新しい需要を創出している点です。
例えばバンダイの「大人の超合金シリーズ」では、0系新幹線など実在の乗り物を題材にし、本物志向のもとリアルな再現性や作りこみのクオリティを高め、7万円超えの高額商品がありながらも累計2万個を超えるヒットとなったそうです。別の意味での大人買いですね。

こうした「大人商品ブーム」の背景には、少子高齢化による子供・若者人口の減少と、彼らの消費意欲の減衰傾向があると思います。
平成25年の新成人人口は122万人で全人口に占める割合は0.9%、10年前に比べて30万人も減っています。また、若者が消費しなくなったという話題はここ数年来、至るところで耳にする話題です。
そのため、人口ボリュームが大きく、消費余力の高い大人世代を狙うのは企業にとって当然の成り行きでしょう。

実はこの「大人商品ブーム」ですが、このブームを支えているのは男性であるという点も面白い現象です。
どうも「懐かしさ・あの頃プレイバック」を起点にして消費意欲が喚起されるのは男性の特性のようです。私も通販番組で「懐かしのフォークソング大全集」を衝動買いしちゃいました(苦笑)。

恋愛においても、いつまでも別れた彼女に未練たっぷりなのは男性で、女性は別れた途端に前の彼氏を忘れてしまうそうですが、こうした習性も「大人商品市場=男性市場」を形成しているのかもしれませんね。

何はともあれ、長引く景気低迷の日本経済の中で、”今こそ大人の出番!”として積極的に消費を牽引して欲しいものです。

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。